NATOのグローバルホーク、「AGS」が公表される

NATOのグローバルホーク、「AGS」が公表される

ニュース画像 1枚目:NATOのISR能力を飛躍的に向上させるNATO AGS
© Northrop Grumman
NATOのISR能力を飛躍的に向上させるNATO AGS

ノースロップ・グラマンと計画参加企業、NATO(北大西洋条約機構)は、2015年6月4日、アメリカ・カリフォルニア州パームディールで、NATO同盟地上監視(AGS)機を公表しました。

NATO AGSは、無人の広域監視機グローバルホークで、地上の兵員や民間人を保護したり、国境や海洋の監視活動、対テロ戦争、危機管理、人道支援などNATOの情報収集・監視・偵察(ISR)活動に特化したシステムです。

最大30時間以上滞空する高高度・長距離飛行能力があり、夜間や悪天候でもデータを収集できるマルチプラットフォーム・レーダー技術導入計画(MP-RTIP)センサーを搭載します。また、複数のセンサーのデータを融合して、動く目標を探知・追跡し詳細な画像を提供することができます。

計画は2012年のNATOサミットにより合意され、ドイツのエアバスDSやイタリアのSELEX ES、ノルウェーのコングスベルグなど、15カ国の企業がプロジェクトに参加しています。

NATOでは5機のAGS機と固定・可搬式の地上局を導入し、イタリアのシゴネラ基地で運用する準備を進めています。

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