防衛省は、アメリカと共同開発中の弾道ミサイル防衛用能力向上型迎撃ミサイル(SM-3ブロックIIA)の発射試験を、カリフォルニア州のポイントマグー射場において実施したと、2015年6月7日に発表しました。
この発射試験は、防衛省技術研究本部とアメリカのミサイル防衛庁による初めての実飛しょう試験で、ノーズコーン分離、第3段ロケットモータによる飛しょうまでの一連の動作が正常に行われたことを確認しました。なお、今回の試験はデータ収集が目的で、迎撃を目的としたものではありませんでした。
SM-3ブロックIIAは、イージス艦に搭載される弾道弾迎撃ミサイルで、これまでのブロックIA/IBに比べ弾体が太くなり、到達高度が高くなり限定的ながらICBMにも対応できるようになります。