イスラエル空軍、F-16 A/Bを運用して35周年

イスラエル空軍、F-16 A/Bを運用して35周年

ニュース画像 1枚目:イスラエル空軍のF-16B Netz
© Israell Air Force
イスラエル空軍のF-16B Netz

イスラエル空軍は、1980年7月2日にF-16A/B「ネッツ(Netz : ヘブライ語の鷹)」を初めてラマット・デイビッド基地に迎えて35年となり、記念式典を開催しました。

出席したイスラエル空軍司令官のアミール・エシェル少将は「F-16A/Bは中東を変えた戦闘機として歴史に記録されるだろう」と話しています。最初の敵機撃墜は、1981年4月にRafi Berkovich退役准将がシリアのMi-8を撃墜したもので、同准将も式典で「決して忘れない出来事だろう」と話しています。

イスラエル空軍のF-16A/Bを有名にしたのは、1981年6月7日の「オペラ作戦(バビロン作戦)」で、8機のF-16A/Bがイラクが建設中のオシラク原発原子炉を破壊しました。運用開始間もない機体を使用して、長駆ヨルダンとサウジアラビアを領空侵犯してイラクに侵入し、各2発搭載した無誘導の2,000ポンド爆弾を全弾原子炉に命中させました。式典で同作戦に参加した Relik Shafir退役准将は「原子炉攻撃はF-16A/Bの最初の実戦参加ではありませんでしたが、実際は最初の偉大な運用試験だった」と話しています。

現在、F-16A/Bはイスラエル空軍でパイロットの訓練用に使用されており、新しいM-346と交代することになります。M-346で飛行したBerkovich退役准将は「M-346はF-16A/Bととてもよく似ている。しかし敵機を撃墜したり攻撃することができない」と話しています。

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