日本航空(JAL)の竹製車椅子、国際線エグゼクティブクラスシート、パリ線の機内食が2011年度グッドデザイン賞を受賞した。2011年は3162件の審査対象のうち、1112件が選定され、JALは出展した3商品すべてで受賞した。
竹製車椅子は金属を使用しておらず、空港保安検査場の検知器に反応しないため、この導入で車いすから降りることなく搭乗口までアクセスが可能になった。大分空港で導入を開始、羽田空港と伊丹空港にも配備されている。
JAL国際線エグゼクティブクラスシート「JALスカイリクライナー」は成田発着のシンガポール線、ハノイ線、バンクーバー線、羽田発着の北京線、シンガポール線に導入したシート。軽量化を図りながら、肌触りや風合いを維持したことが評価された。
また、パリ線のプレミアムエコノミークラス、エコノミークラスの機内食は初めてトレイマットを立体的に使いサービスしているもの。食器類はディスポーザブル素材を使用、ワインボトルはプラスティック容器に変更、分別回収することでリサイクル処理と原料の循環も行っている。
なお、それぞれのサービスの詳細はJALウェブサイトを参照ください。