三菱重工業は、2015年6月15日(月)、イギリスのロールス・ロイス社と新型の航空機エンジンの共同開発を行うことを発表しました。
この新型エンジンは、エアバスA330neo向けに「Trent 7000」として開発されるもので、三菱重工は、エンジンの中核部位である燃焼器部品と低圧タービンブレードを担当します。
「Trent 7000」は、民間の大型航空機エンジン市場を牽引するTrentシリーズの第7世代モデルで、ボーイング787向けに三菱重工が参画する「Trent 1000-TEN」をベースに開発され、A330neo向けとして独占的に供給されます。ロールス・ロイス社独自の構造設計を継承しつつ、最新技術により既存エンジンの「Trent 700」に比べて燃費効率を10%改善し、騒音の半減を実現するエンジンを目指し開発が進められます。