オーストラリア国防省は、2015年7月1日、空軍(RAAF)のKC-30A多目的空中給油・輸送機(A330 MRTT)を2機追加発注すると発表しました。契約金額は約4.08億豪ドル(378億円)で、2機は2018年に納入される予定です。
RAAFは、エアバスA330-200を軍用の多目的空中給油・輸送機としたA330 MRTTのキツク・オフ・カスタマーで、2011年からKC-30Aと名付けて5機を運用しています。RAAFのF/A-18A/B/Fに空中給油するために2基のドローグ・ポッドと、E-7Aや近く導入するF-35AやP-8に給油するために1基のフライング・ブームを装備しています。
RAAFのKC-30Aは、2014年9月からISIL攻撃を支援するため中東に派遣され、これまで1万800トン以上の燃料を給油しています。
追加の2機もクイーンズランド州のRAAFアンバレーに配備されます。