クアラルンプール国際空港は、2015年6月29日、運営開始17周年を祝いました。1998年、それまでのスルタン・アブドゥル・アジズ・シャー空港(スバン空港)から主要路線が移行され、供用開始されました。
同空港の2014年の最も大きな出来事は、世界最大級のLCC専用ターミナル「klia2」の供用でした。LCCとフルサービスキャリアとの乗り継ぎをスムーズにし、エアアジアが主要ハブ空港として利用しています。
同空港を運営するマレーシア空港は、クアラルンプール国際空港をマレーシアにある主要空港に留まらず、国際会議場、ビジネス、エンターテイメントの中心地となることを想定しています。リテールスペースも拡大され、「空港の中にモールが、モールの中に空港が」をコンセプトに、アウトレットモール「三井アウトレットパーク クアラルンプール国際空港 セパン」もオープンし、今後も拡大を続けます。
また、ネットワークの充実にも力を入れています。トルクメニスタン航空が2015年2月にアシガバード(トルクメニスタン)/クアラルンプール線を週1便で就航、ブリティッシュ・エアウェイズは5月にロンドン/クアラルンプール線を復便し、デイリー運航を行っています。さらに、9月には全日空(ANA)が成田/クアラルンプール線を開設する予定です。