全航空機にWi-Fiを導入している唯一のアメリカの航空会社、ヴァージン・アメリカは2015年7月7日、ブロードバンド通信技術サービスを提供するViaSat社との提携を発表しました。この提携により、2015年9月からA320新造機の10機に、現在より速い速度のWi-Fi接続サービスの提供を開始します。
ViaSat社の技術により、世界でも高容量のKaバンドの衛星通信を利用し、1秒あたり140ギガビットで高画質のビデオ・ストリーミングを可能にします。他の機内Wi-Fiシステムと比較すると、8倍から10倍速くインターネットを利用でき、まるで家にいるかのようにビデオのダウンロード、鑑賞、買い物などを楽しむことができます。
これにより、ヴァージン・アメリカは、Kuバンド、Kaバンドの両方の衛星ネットワークを利用した機内Wi-Fiシステムを同じ機材に搭載した初めての民間航空会社となります。なお、2015年9月からアメリカ国内線で、2016年の初めにはハワイ路線にも装備が予定されています。
詳しくは、ヴァージン・アメリカのウェブサイトを参照ください。