ATRはトゥールーズで2015年7月8日、「グリーン」ATR 72-600初号機で「クリーンスカイ共同技術イニシアティブ(CS JTI)」テストキャンペーンの初飛行を行いました。CS JTIはクリーンで革新的、かつ競争力のある航空輸送をめざし、専門的な技術開発を目的とする官民パートナーシップによる研究分野の協力とそのサポートを行うもので、欧州議会で採択されたシステムでもあります。
このプロジェクトでは、航空業界と欧州連合が資金半分ずつで折半し、2000年を基準にCO2排出量の50%削減、NOx排出量と騒音の80%低減を目指しています。CS JTIには、ATRが運航したフライトは、一連のプロジェクトで計画されている初めてのフライトで、年末に向けて配電、エネルギー拡散、空調システムの改善のテスト飛行を行います。
ATRは自社の取り組みに加え、こうした数年にわたる共同研究で蓄積された環境にやさしいグリーン技術に責任を持って取り組んでいくとしています。