スイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)は、同社の長距離路線の機材更新で2016年1月に受領する777-300ERの仕様を発表しました。ファースト8席、ビジネス62席、エコノミー270席の計340席の3クラス制で、機内インターネットなどの設備を備えます。この機材はアジア、南アメリカ、アメリカ西海岸路線に2016年から順次、導入されます。
SWISSはA340-300から777-300ERに機材更新します。A340はファースト8席、ビジネス47席、エコノミー164席、計219席のため、ビジネスが15席、エコノミーが106席、それぞれ増加することとなります。1機あたりの供給座席数の増加により、数年で360名の新規雇用を創出すると見込まれています。
ファーストは32インチのスクリーンモニターを採用し、プライベート・スイートになる造りです。電子カーテンの窓を採用しているほか、ワードローブも装備されています。
ビジネスはシートクッションの硬さを調整できる、フルフラットになるシートを装備しました。フルフラットベッドとして使用する場合は長さ2メートル超となります。エコノミーでも、ドリンクや軽食のセルフサービス・キオスクが導入され、より快適に過ごすことができるようになります。
この機材の投入路線は、香港、バンコク、ロサンゼルス線で投入します。また、サンフランシスコ、サンパウロ、テルアビブ線は一部便で777による運航となります。導入計画は、2016年から2018年にかけて順次、受領するものでA340の6機はリース会社へ返却、2017年に退役するA340はエーデルワイス航空で使用します。