航空自衛隊美保基地では、2015年6月22日(水)、YS-11P輸送機153号機、機体番号「62-1153」が用途廃止となり、記念セレモニーが実施されました。「62-1153」は航空自衛隊のYS-11としては初の退役機となります。美保基地内で発行する「だいせん」で紹介されています。
記念セレモニーは美保基地の第1整備格納庫で実施され、同機体の経歴の紹介、整備に携わった元機付長への花束の贈呈、第3輸送航空隊司令の髙橋1佐による挨拶、参加した隊員全員での記念撮影が実施されました。
今回退役した「62-1153」は1965年に製造され、入間基地、木更津基地などに配属されたのち、2001年に美保基地の第3輸送航空隊に配属され現在に至ります。航空自衛隊在籍期間は49年2カ月と21日でした。
航空自衛隊ではYS-11シリーズを全部で13機導入しており、今回の退役で残りの機数は12機となっています。