エア・カナダは2015年7月27日、同社初の787-9を受領したと7月31日付で発表しました。機体記号(レジ)は「C-FNOE」です。この機体は7月27日、ペインフィールドからAC7188便として、アメリカのカンザスシティ国際空港に飛行しています。
エア・カナダの787は9機で、内訳は787-8が8機、787-9が1機です。787-9は787-8の胴体を延長した787の派生系で、座席数を増やすことができるほか、航続距離も長くなっています。787-9はビジネス30席、プレミアムエコノミー21席、エコノミー247席の計298席で、787-8の251席から47席増えます。
この787-9は、2015年12月1日のトロント発AC005便から、羽田/トロント線に投入される予定です。これを前にトロント発着のデリー線に11月1日、ドバイ線に11月3日から、国際線に投入すると発表しています。
エア・カナダは2015年に同社初の787-9を導入する予定です。この機材はすでにトロント/デリー線、トロント/ドバイ線に投入する計画を発表していますが、羽田線にも投入する計画です。
なお、この本格投入を前に8月中はトロント/バンクーバー線、9月と10月はトロント発着でミュンヘン、ミラノ線で使用します。今後の投入路線は、787-9の受領の進捗にあわせ追加発表される予定です。
エア・カナダは2019年までに787-9を29機受領する予定で機材更新を進める計画です。