関西国際空港は2015年8月3日、国際貨物地区に航空集配サービスが日本の食材輸出に特化した施設を新たに整備することが決定したと発表しました。
航空集配サービスは、関西国際空港の国際貨物地区に日本の空港で最大級の生鮮上屋を設置しており、新たな輸出上屋、既存の生鮮集配送網とあわせ、関空を利用した食材の輸出入、輸送サービスをサポートします。なお、新たな上屋は、日本の空港で初めて、日本食材の輸出に特化した施設として整備されることとなります。
サービス開始日は2015年8月31日(月)で、名称は「KIX-Coolexp (キックス・クーレックス)」です。この施設には1500平方メートルの定温庫を備えた大規模輸出保税上屋を整備されます。上屋内では、軽微な食品加工作業、ハラール対応施設としての認証も取得する予定です。
関西国際空港は日本食の輸出促進に向け、国、地元自治体、経済界など連携して積極的に取り組んでいます。2013年8月には「関西・食・輸出推進事業協同組合」、2014年4月には「関西フードエクスポート&ブランディング協議会」が設立され、関空も参画しています。