ユーロファイター、ポーランドへタイフーンを強力に売り込み

ユーロファイター、ポーランドへタイフーンを強力に売り込み

ニュース画像 1枚目:ストームシャドウ・スタンドオフミサイルなど兵装を満載したタイフーンの想像図
© Eurofighter Jagdflugzeug GmbH
ストームシャドウ・スタンドオフミサイルなど兵装を満載したタイフーンの想像図

ユーロファイターは、2015年8月22日と8月23日にポーランドで開催されたラドム・エアショーに、イタリア空軍とドイツ空軍のタイフーンを出展し、ポーランドの次期戦闘機に積極的なセールス活動を展開しています。

ユーロファイターでは、タイフーンは世界7カ国へ440機以上がデリバリーされている実績があり、ポーランド産業界への技術移転など有利な条件を提示することができるとしています。

「ユーロファイターは、ミーティアー空対空ミサイルやブリムストーン空対地ミサイル、ストームシャドウ・スタンドオフミサイル、キャプターE AESAレーダーの搭載などアップデートが継続しており、空力改修キットの装着で従来機よりAOA特性が45%改善し、ロールレートが100%向上するなど機動性も向上している」とユーロファイターのテストパイロット、ラファエレ・ベルトラミ氏は話しています。

タイフーンは、イタリアとドイツ、スペイン、イギリス空軍機がバルト三国の領空を守るNATOバルティック・エアパトロールに参加しているほか、イギリスとイタリア空軍機が中東に派遣されるなどしています。ロンドンの英国王立統合軍防衛安全保障問題研究所(RUSI)のレポートでは、F-22を除く世界中の現用戦闘機の中で、タイフーンは推力重量比や機動性、速度、上昇性能、スーパークルーズ能力、強力なレーダー、長距離ミサイルなどで抜きん出ていると評価されています。

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