ボンバルディアは2015年9月10日、Cシリーズで初めてトロントを訪問したと発表しました。使用した機材はFTV5、スイスインターナショナル塗装が施された機体記号(レジ)「C-GWXZ」でした。
この訪問とあわせ、ノイズ性能試験の完了と、その予備データから同サイズの航空機で最も静かな商用機であることを確認したと発表しました。ボンバルディアは、静粛性について開発の重要な目標の1つに掲げており、これにより都市の中心部に位置する空港での運航にも適した機材だとアピールしています。
CS100は、飛行試験で85%が完了しており、今後はこの試験プログラムの最終段階に入ります。このテストでは機能性、信頼性を含む内容で、北米の主要空港を利用し、定期便を運航する航空会社の運航と同様にフライトを行います。
ボンバルディアは2015年内に型式証明を取得し、2016年上半期にローンチカスタマーとなるスイスインターナショナルへ初号機を納入する予定です。
ボンバルディアはすでに、Cシリーズの最大航行距離が当初目標を超える3,300海里、約6,112キロと、およそ350海里、648キロを上回ることを発表しています。さらに、現在生産されている航空機と比べ、燃費は20パーセント改善されており、エンジン改良を加えた機材が今後投入され、さらに10パーセントの燃費改善を見込んでいます。