イギリス国防省は、2015年9月15日、空軍(RAF)のエアバスA400Mアトラス輸送機が、世界中で作戦可能な状態に達したと発表しました。同時に7号機をエアバス・ディフェンス・アンド・スペースから受領しました。
RAFは27.5億ポンド、約5,150億円の予算で22機のA400Mを導入する予定で、すでにRAFブライズノートンに配備されている4機は作戦可能な状態で、3機もRAF仕様の機器類が取り付けられて2016年には作戦可能な状態になります。
RAFは2014年11月にA400Mの1号機を受領し「シティ・オブ・ブリストル」と名付けて乗員訓練や世界中での運用試験を重ねてきました。フィリップ・ダン防衛機器担当相は「A400Mがこのマイルストーンに達したのは、国防省やRAF、業界関係者らの努力の賜物だ。A400Mの性能は素晴らしく、予算も節約できた。今後の活躍に機体している」と話しています。
RAFのA400Mには、空中投下やパラシュート投下、高度な自己防衛機能などが数カ月以内に追加される予定です。