パナソニック・アビオニクスは2015年9月29日、エアアジアのA320、90機分について航空機追跡、コクピットとの通信システム「FlightLink(フライトリンク)」を受注したと発表しました。このシステムにより、航空機は24時間、地上での位置把握や交信が可能になります。
エアアジアでは、運航する機材で一定の交信を維持するため、機器などのハードウェア搭載が可能で、それを利用したサービスを同時に提供できる同一のサプライヤーによる製品を検討していたとコメントしています。パナソニック・アビオニクスのFlightLinkを通じ、安全性と高い運用効率を確保できるとしています。
FlightLinkは、イリジウム衛星を利用し、コクピットとの通話、データ通信が可能です。また、航空機追跡は、GPSを活用し、エアアジアが運航する全ての場所をカバーします。このシステムはACARS、電子フライトバッグ(EFB)とも、統合されたデータ通信が提供されます。
エアアジアはこのほか、パナソニックの航空用の気象データレポートを搭載し、アイシングや乱気流など気象状況の提供し、より良いフライトプランの策定にも活用されています。