関西、伊丹空港を運営する新関西国際空港は、国際協力機構(JICA)が業務委託契約に基づき実施する、協力準備調査「インドネシア共和国航空ネットワーク再構築によるマカッサル空港拡張、運営事業準備調査(PPPインフラ事業)」に参画します。
この調査業務は、インドネシア東部のゲートウェイで、2013年の旅客数943万人のマカッサル国際空港が対象です。すでに、旅客ターミナル容量を超過し、拡張は喫緊の課題となっています。
また、マカッサル国際空港を「リージョナルハブ」として、ジャカルタ一極集中のインドネシア航空ネットワークを再構築し、拡張と運営維持管理について事業性調査(FS＝Feasibility Study)を行います。
調査はJICAからの委託を受け、三菱重工業、三菱商事が代表法人、提案法人として取り組み、新関空は空港オペレーターとしての専門能力を活かし、マカッサル空港の拡張に求められる要求仕様などの取りまとめ、空港維持管理体制を検討します。
新関空はJICAが行う海外空港案件に初めての参画となり、関空で乗継が便利な第1ターミナルビル、日本初の本格的なLCC専用ターミナルビルを建設、運営した経験を存分に活かし、関係企業と連携して取り組むとしています。