JTA、2016年3月期中間決算 旅客数増加や運賃施策で前期比110%の増収

JTA、2016年3月期中間決算 旅客数増加や運賃施策で前期比110%の増収

日本トランスオーシャン航空(JTA)は、2016年3月期中間決算(2015年4月1日~9月30日)を発表しました。営業収益は前期比110.1%の218.43億円、営業利益は190.7%の47.08億円、経常利益は186.2%の48.26億円、四半期純利益は196.0%の33.05億円でした。輸送実績は、有償旅客数が100.8%の138万5,854人、有償座席利用率は前年から0.8%ポイント増の73.4%、貨物・郵便合計重量は101.6%の17,311トンでした。

JTAは夏の繁忙期に羽田/石垣線へ767-300を投入した増便効果、スーパー先得、先得割引、先得割引21の設定継続と新たにウルトラ先得の導入など運賃施策、需要動向に応じたメリハリのある運賃設定などを通じ、旅客単価が適正化し、増収となりました。貨物・郵便収入は石垣発関西行のゆうパック取込みで輸送量が増加したものの、競争激化に伴う輸送単価の下落により95.8%の12.4億円と減収となりました。

営業費用は整備機材数の増加、為替の影響による整備費用の増加、グランドハンドリング受託便数増加に伴う地上サービス費の増加の一方で、燃油単価の下落による航空燃油費の減少、保有機材数の減と予備部品の廃棄による減価償却費の減から、前期から98.7%と171.3億円でした。

通期業績見通は増収と費用抑制に取り組むことから、営業利益は72億円と当初の業績予想から18億円増、経常利益は70億円で19億円増、当期純利益は45億円と12億円増に上方修正しました。

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