エアバスDS、カナダのコールソンと協力してC295W消防機を販売

エアバスDS、カナダのコールソンと協力してC295W消防機を販売

ニュース画像 1枚目:C295W消防機の試験
© Airbus Defence and Space
C295W消防機の試験

エアバス・ディフェンス・アンド・スペースとカナダのコールソン・グループは、C295W消防機型の生産、販売、サポートを包括する覚書を交わしました。エアバスDSが2015年11月10日に発表しました。

この合意に基づきカナダ・ブリティッシュコロンビア州のアルバーニにあるコールソン・エアクレーンが、世界中の消防機関で運用されている実績を生かし、消火液投下システム(RDS)の開発と生産を行います。

C295Wに搭載するRDSは、ロール・オン、ロール・オフ可能な2つのタンクで構成され、山火事シーズン以外は取り外して通常の輸送機として運用することができます。タンクは1基3,500リットルの容量があり、約7分で水や消火剤を満タンにします。投下する流量は地形や高度に合わせて、コクピットから調整することができます。

コールソンの次世代RDSは、すでにC-130輸送機で使用されており、C295Wに搭載することにより費用対効果の高い消防機になるとしています。コールソン・グループは、アメリカ・カナダ・オーストラリアでC-130HやS-61ヘリコプターで消火活動も実施しています。

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