米空母ルーズベルトが第7艦隊AORを離脱 エセックスARGも続く

米空母ルーズベルトが第7艦隊AORを離脱 エセックスARGも続く

ニュース画像 1枚目:USSセオドア・ルーズベルト(CVN-71)
© U.S.Navy
USSセオドア・ルーズベルト(CVN-71)

アメリカ海軍は、2015年11月13日、空母USSセオドア・ルーズベルト(CVN-71)が、第7艦隊担当海域(AOR)を離脱し第3艦隊AORに入ったと発表しました。

ルーズベルト空母打撃群(CSG)は、インド洋でインド海軍、海上自衛隊と共同演習を実施し、シンガポールを親善訪問、南シナ海でマレーシア国防相の訪問を受けるなどしていました。南シナ海では中国の人工島問題で後方から睨みを利かす役割も果たしていました。

ルーズベルトは、3月11日にアメリカ東海岸のバージニア州ノーフォークを出港し、中東方面でISIL攻撃やイエメン内戦対応などを行い、インド洋、太平洋を横断して新しい母港のカリフォルニア州サンディエゴへ向かっています。約8カ月半におよぶ世界一周作戦航海が、やっと終わりに近づいています。ハワイでは友人や家族を乗艦させ、サンディエゴまで5日間のタイガー・クルーズを実施します。

また、アメリカ海軍は強襲揚陸艦USSエセックス(LHD-2)を中心とする水陸両用即応群(ARG)を、11月7日から10日まで南シナ海に展開しています。エセックスARGは第15海兵遠征隊(MEU)を搭載し、ドック型揚陸艦USSアンカレジ(LPD-23)、USSラシュモア(LPD-47)が含まれています。

インド・アジア・太平洋地域ではイージス駆逐艦USSラッセン(DDG-82)、USSプレブル(DDG-88)、イージス巡洋艦USSチャンセラービル(CG-62)、沿海域戦闘艦USSフォートワース(LCS-3)とパトロール航海を実施しました。

エセックスAORは5月11日にサンディエゴを出港しており、第7艦隊AORを離脱してサンディエゴに帰港します。

■空母セオドア・ルーズベルト搭載のCVW-1所属飛行隊 / 搭載機
・第11戦闘攻撃飛行隊(VFA-11)レッドリッパーズ F/A-18F
・第211戦闘攻撃飛行隊(VFA-211)ファイティング・チェックメイツ F/A-18F
・第136戦闘攻撃飛行隊(VFA-136)ナイトホークス F/A-18E
・第251海兵戦闘攻撃飛行隊(VMFA-251)サンダーボルツ F/A-18C
・第137電子攻撃飛行隊(VAQ-137)ルークス EA-18G
・第125早期警戒飛行隊(VAW-125)タイガーテイルズ E-2D
・第11対潜ヘリ隊(HS-11)ドラゴンスレイヤーズ SH-60F/HH-60H
・第40艦隊補給飛行隊(VRC-40)ロウハイズ C-2A

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