オーストリア航空、フォッカー21機を豪のアライアンス・エアに売却

オーストリア航空、フォッカー21機を豪のアライアンス・エアに売却

ニュース画像 1枚目:オーストリア航空のフォッカー100
© Austrian Airlines
オーストリア航空のフォッカー100

オーストリア航空は2015年11月25日、オーストラリアのアライアンス・アビエーション傘下のアライアンス・エアラインズにフォッカーを21機、売却すると発表しました。現在保有するフォッカー100を15機、フォッカー70を6機、順次、アライアンス・エアラインズに引き渡します。

売却価格は1500万米ドルで、機体に加え、現在の保有機をメンテナンスするエンジンや部品なども含まれています。このうち、アライアンス・エアラインズの株式で550万ドル分、現金950万ドルで、オーストリア航空はアライアンス・アビエーションの株主となります。

オーストリア航空は、2016年1月から順次、同社に導入されるエンブラエルのERJ-195の導入にあわせ、フォッカーの退役を進めます。フォッカーの退役とアライアンス・エアラインズへの引き渡しは2015年12月から2017年12月までの2年間を予定しています。

オーストリア航空は、ルフトハンザ・グループ内での機材配置の変更にあわせ、ルフトハンザ・シティラインで使用されているいずれも2009年から2012年に製造されたエンブラエル機を導入します。オーストリア航空はフォッカーの平均機齢21年から、エンブラエルの4年に機材更新し、機材の若返りとユニットコストの低減をめざします。

アライアンス・エアラインズはフォッカー100を15機、フォッカー70を8機を保有、運航しています。ブリスベンを拠点に、オーストラリア国内の鉱山などにチャーター便を運航するほか、主要都市を結ぶ路線を運航しています。この取得するフォッカーは、同社のスロバキア拠点が主体となり、ブラティスラバ空港に保管し、一部はパーツ取り、夏の高需要期はウェットリースやドライリースに対応する予定です。

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