ニュージーランド航空、ブエノスアイレス線で初のETOPS-330飛行

ニュージーランド航空、ブエノスアイレス線で初のETOPS-330飛行

ニュージーランド航空は2015年12月1日、オークランド/ブエノスアイレス(アルゼンチン)線に就航しました。運航は通年の週3便で、機材は777-200ERを使用します。初便のNZ30便は、オークランドを19時20分に出発、約12時間の飛行後にブエノスアイレスに7時に到着しました。

初飛行は777-200ERの機体記号(レジ)「ZK-OKC」を使用し、330分のETOPSの認可を得た初めての飛行でした。この機体はロールスロイスのトレント800エンジンを搭載しています。

ボーイングは2011年、777シリーズでETOPS-330の承認を得ています。対象機は777-300ER、777-200LR、777貨物機、GE社のエンジンを搭載した777-200ERで、その後にロールスロイス、プラット&ホイットニー製のエンジンでも取得していました。

ニュージーランド航空は777-200ERのロールスロイス製トレント800エンジンで、240分ETOPSを2014年10月に取得し、その後の2015年11月に330分ETOPSを取得し、これによる効率的な航路でブエノスアイレスに就航しました。

ETOPSはエンジン2基を搭載した機体で、エンジン1基が停止した場合に残る1基のエンジンでフライト、安全に最寄りの空港に着陸するための時間です。777シリーズはETOPS-330、787もETOPS-330、A350 XWBはETOPS-370をEASAから取得しています。

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