アイベックスエアラインズ、事業改善命令の改善措置を航空局に提出

アイベックスエアラインズ、事業改善命令の改善措置を航空局に提出

アイベックスエアラインズは2015年12月4日(金)、2015年10月30日付で、東京航空局から航空輸送の安全確保の事業改善命令を受け、この改善措置の報告書を提出しました。改善措置は、安全意識の再徹底とコンプライアンス教育、安全管理体制の抜本的見直し、整備体制の再構築からなります。

安全意識の再徹底とコンプライアンス教育は、全社員への緊急の教育と階層別教育を実施し、定期的な教育を継続し、法令や規程の遵守の啓発や周知徹底をります。また、経営トップが全社員と安全懇談会を催し、安全に関連する報告制度の重要性や、安全報告文化を醸成し、現場と経営とのコミュニケーションに努めます。

また、安全管理体制の抜本的見直しでは、安全推進委員会やマネジメントレビューの開催頻度を増やし、不安全情報の共有と対策評価を充実するほか、安全統括管理者直属の「補佐」の設定し、コンプライアンス遵守、安全管理システムの推進、日々のオペレーションの確認、監視、提言を行います。

整備体制の再構築では、整備部員へ、法令や規程類の確認、現行の整備手順、整備部門に特化したコンプライアンスの再教育を実施し、教育訓練の規程を改訂します。さらに不足している整備部門の人員体制を改善するよう見直しを行い、適切な業務遂行の体制、特に品質管理体制を強化します。また、全整備部員を対象とした、整備部門に特化したグループ・ディスカッションを継続的に実施し、ヒューマンエラー事象の要因、再発防止策の議論や共有化を行います。

アイベックスエアラインズは、この事業改善命令を受け、改めて「お客様ならびに関係の皆さまにご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」とし、信頼回復に努めるとしています。

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