広島県は2015年12月3日(木)、第1回空港活性化部会を開催し、その中でアシアナ航空の事故で計器着陸装置の損傷後、利用者の落ち込みが続いていたものの、10月には落ち込んでいた羽田線が100%に回復したと発表しました。
アシアナ航空の4月14日の事故後は滑走路が閉鎖され、4月17日に再開、さらにCAT-I復旧は5月5日となったことから、広島空港発着の6割から7割を占める羽田線にも大きな落ち込みが発生しました。4月は広島空港全体の対前年比が84%、羽田空港は75%、5月は全体で96%のところ、羽田線は87%でした。羽田線のみでは8月に対前年比92%となり、10月には101%と前年を超えるまでに戻りました。
9月15日にCAT-IIIa、9月19日にCAT-IIIbが復旧し、就航率が改善したことから旅客数の改善にもつながったと見られます。広島県ではこの復旧にあたり、安定的に運航できることをアピールするポスターを作成し、PRに務めていました。