大阪航空局は2016年1月15日(金)付で、せとうちSEAPLANESに航空運送事業、航空機使用事業を認可しました。せとうちSEAPLANESが2015年11月6日(金)付で、申請していたものです。
申請内容によると、2016年4月に乗員を含む座席数10席のクエストKodiak100を使用し、水陸両用機を使用した遊覧飛行、チャーター便の運航、操縦訓練事業などを手がけます。
せとうちSEAPLANESは、境ガ浜マリーナのフローティングアイランドに整備基地を設けるほか、運航管理施設、旅客受付カウンター、旅客乗降桟橋を整備し、事業を行います。Kodiak100の離着水は、フローティングアイランドから500メートルほどの海面で実施する計画で、滑走・離陸エリアと旅客乗降桟橋間は水上を移動します。
せとうちSEAPLANESはすでに「JA01TG」「JA03TG」の2機を登録済みで、この2機を使用して当初は遊覧飛行を行う計画です。さらに、2機を追加して水陸両用の特性を活かして、瀬戸内の観光客を関西空港から境ガ浜に運送するといったチャーター飛行を行い、さらに運航規模の拡大をめざして順次増機も視野に入れています。
同社はこの事業許可の取得を受け、運航管理施設などの検査などを受検し、2016年4月の営業開始に向け、万全な安全運航体制、円滑な事業運営体制の構築していく計画です。