AIRDOは2016年3月3日、「2015~2018年度中期経営戦略」を策定しました。AIRDOは、2013年12月に策定した「2013~2016年度中期経営戦略」に基づき、事業計画を推進していますが、諸環境の変化を受け前倒しで中期計画を策定し、実施します。
AIRDOは2016年11月に設立20周年、この中期計画中の2018年に就航20周年を迎えます。この節目にあたり、全社員一丸で計画を実行し、「北海道の翼」にふさわしい「オンリーワン」のエアラインを目指すとしています。
新たな中期計画のビジョンは、「自らの創意工夫で、独自性のあるビジネスモデルを作り上げる」の決意を込めた「“オンリーワン”のエアラインを目指す」としています。このビジョンを支えるものとして、「3R」、信頼される「Reliable」、選ばれる「Reasonable」、地域社会と共に発展する「Regional」を掲げています。
このうち、路線便数計画は、現在の経営基盤を強固なものとし、生産力の拡充を行える体制の構築、需要に応じた最適な機材の投入で、国内線、国際線ともチャンスに備えます。チャーター便の運航は国内線、国際線とも継続実施するほか、新千歳空港の深夜早朝発着枠を活用し、利便性の向上をはかります。
機材は767-300と737-700の2機種体制を堅持し、2020年以降に退役予定の767の2機を前倒しで就航20周年の2018年度に更新し、プロダクト競争力の強化を図り快適な機内空間を提供する方針です。
こうした運航面を支える安全面では、再発防止の守りの姿勢から未然防止の「攻めの安全」に深化させ、安全最優先の組織づくりを整えます。また、定時性の更なる向上で運航品質を高め、旅客の満足度向上を図ります。
企業ブランド・社会貢献では、「北海道」に根差し地域と共に成長し続けるエアラインとして環境整備や植樹など環境に配慮した継続的な社会貢献活動を行います。また、「北海道の翼」を「AIRDOロゴ」とセットで表記し、ブランドの浸透をはかります。
経営基盤の強化・経営目標では業務プロセスの最適化を進めながら、コスト構造の見直し、人財の有効活用による生産性向上をはかります。これにより、2018年度までに営業収入500億円、売上高営業利益率5%以上、当期純利益10億円台の達成をめざします。