ボンバルディアは2016年3月7日、CS100の路線実証(ルートプルービング)飛行テストをヨーロッパで実施すると発表しました。ローンチカスターマーとなるスイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)の本拠、チューリッヒを拠点に、1カ月間にわたる実証運航で、ブリュッセル、ウィーン、ワルシャワなどヨーロッパの主要都市にフライトします。
ヨーロッパで実施するルートプルービングテストは、円滑に営業飛行へ移行することも兼ね、SWISSの典型的な運航パターンにあわせて試験が行われます。CS100初号機は2016年第2四半期にSWISSに納入される予定です。
ボンバルディアは、ヨーロッパでの試験実施について、「CS100は、世界中の空港で強い好奇心と関心を集めており、SWISSのネットワークが展開する各都市でも見ることができるだろう」とヨーロッパでの試験に意欲的です。
CS100は、SWISSの定期便と同様の路線、運航頻度でフライトが行われ、空港の各種施設を使用します。航路や運用手順、飛行場の性能、着陸、空港でのターンアラウンドと地上での各種整備や確認など、航空会社の運航スケジュールの中で規定の作業を実施していきます。Cシリーズはすでに2015年に北米の35地点以上で同様のルートプルービングテストが行われています。
なお、ボンバルディアはCシリーズの最後の試験飛行機、CS300がケベック州ミラベルで飛行試験プログラムに入り順調に開発プログラムが進んでいるとアピールしています。