エティハド航空のパイロット養成を手がけるエティハド・フライト・カレッジは2016年3月6日、エクストラEA-330LTを2機受領し、訓練用の機材を拡大しました。機体はエティハド・フライト・カレッジのあるアルアイン国際空港の格納庫で、再組み立てされ、アブダビ・エア・エキスポの開幕にあわせアクロバティック飛行と地上展示が行われています。
このエクストラは非常事態の防止や機体制御などの訓練を行うために使用されます。特に航空機の操縦性を失うような事態に際し、その予防や回復をはかる訓練が計画されています。
エティハド航空は、新しい訓練機が増えることで、同社の安全で効果的、かつ効率的な運航を実現する目標を支えるパイロットを育成していくとコメントしています。
これにより、エティハド・フライト・カレッジはセスナ172を13機、ダイヤモンドDA42NGを6機とあわせ、計21機となります。また、2016年末までにはエンブラエルのPhenom 100を4機、導入する予定です。訓練は現在、エティハド航空に加え、パートナー航空会社のアリタリア航空、エアセイシェルの訓練生を受け入れ、マルチクルー・パイロット・ライセンス(Multi-crew Pilot License:MLP)を取得する訓練を行っています。