ボンバルディアは2016年3月23日(水)、ヨーロッパでの路線実証(ルートプルービング)飛行テストを完了したと発表しました。3月上旬から実施したテストで、CS100はヨーロッパの30都市以上を飛行しました。
スイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)はCS100のローンチカスタマーで、今回のルートプルービングで得られた各種指標を参考に、2016年6月に導入する初号機の営業飛行に活用します。また、SWISSは、ヨーロッパ各地にフライトしたCS100を目にした人たちは、久しぶりに開発された100席から150席クラスの機種に、実際に乗ってみたいと思っただろうともコメントしています。
実施されたルートプルービングは、SWISSの拠点チューリッヒからブリュッセル、ウィーン、ブダペスト、パリ、ミラノ、マンチェスター、ワルシャワなどに飛行し、SWISSが使用する航路、運用手順で運航しました。乗客は乗せていませんが、各空港間をSWISSの代表的な運航スケジュールで運用し、飛行場の性能、着陸、ターンアラウンド時間や地上での業務を確認し、各項目で目標を達成し、いくつかの項目は目標を上回る指標を示しました。
これを受けボンバルディアは、2016年6月にSWISSへ初号機の納入に向け、最終の準備を進めていきます。