アメリカ運輸省(DOT)は2016年3月22日(火)、羽田空港で運航できる新たな発着枠の申請受付を開始すると発表しました。すでに深夜早朝枠を利用する羽田/アメリカ間の定期便については、いずれも昼間の発着枠に変更することを提案しています。
現在、デルタ航空とアメリカン航空がロサンゼルス線、ユナイテッド航空がサンフランシスコ線、ハワイアン航空がホノルル線を、それぞれデイリー運航しています。この路線、運航便はいずれも現在の深夜早朝枠の利用から、昼間発着枠に移行します。
2016年2月に合意した日本とアメリカの航空交渉では、深夜早朝枠を利用する定期便については、昼間発着枠に移行すること、新たに昼間発着枠でアメリカの航空会社に1枠配分されること、深夜早朝枠を1枠配分されることで合意しています。新たな発着枠は、昼間と深夜早朝の計2枠となります。
DOTは、新たな羽田発着枠の利用について、就航都市数を拡大したいとの方針を示し、これにより公共の利益を最大化すると説明しています。この発着枠は2016/17冬スケジュールから割り当てられるもので、申請書の提出は2016年4月5日(火)までとしています。