ソーラー・インパルス2、いよいよハワイ出発 フェニックスへ飛行

ソーラー・インパルス2、いよいよハワイ出発 フェニックスへ飛行

ニュース画像 1枚目:ハワイへ到着する際のソーラー・インパルス
© Solar Impulse
ハワイへ到着する際のソーラー・インパルス

太陽エネルギーを動力とした有人の固定翼機、ソーラー・インパルス2の「HB-SIB」は、2015年7月3日(金)にハワイ・オアフ島のカラエロア空港に到着して以来、292日ぶりに大空に戻ります。協定世界時(UTC)で2016年4月21日(木)15時、日本時間で4月22日0時にも出発します。次の目的地はアメリカ本土のフェニックスです。

ソーラー・インパルス2は、名古屋を2015年6月29日(月)早朝に出発し、ハワイのカラエロア空港に到着しましたが、出発直後からバッテリーが過熱するトラブルを抱えたまま、飛行しました。熱帯気候での上昇と下降でバッテリーの温度変化が予想以上だったことから、数カ月かけた大がかりな修理と長時間の飛行に耐えるバッテリーの加熱、冷却の対応策がとられました。

名古屋/ハワイ間では、これまでの単独飛行時間の世界記録を塗り替え、117時間52分で飛行しました。今後のフライトは、名古屋/ハワイ間で記録した約7,200キロを超えるものはなく、この記録は当分破られそうもありません。

■ソーラー・インパルス2の飛行予定
9レグ(8レグ):ハワイ->フェニックス (約4,707km)
10レグ(9レグ):フェニックス->アメリカ中西部 (約2,030km)
11レグ(10レグ):アメリカ中西部->ニューヨーク・JFK (約1,436km)
12レグ(11レグ):ニューヨーク・JFK->南ヨーロッパ、または北アフリカ (約5,739km)
13レグ(12レグ):南ヨーロッパ、または北アフリカ->アブダビ (約5,845km)
※括弧内は当初の予定レグ

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