デルタ航空はアトランタ市と2016年4月27日(水)、ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港の20年間のリース契約を締結しました。この契約の一環で、デルタ航空は本社をアトランタに維持し、一方でアトランタ市は今後20年間、同市に別の民間空港を建設しないことで合意しました。
契約はデルタ航空とアトランタ市が、それぞれの権利と責任と収益分配、デルタ航空の空港開発計画とその投資について合意しています。これにより、ハーツフィールド・ジャクソン空港は、今後20年にわたり世界で最も忙しい空港で、年間500億ドル超の経済効果を生み出すとしています。
アトランタ市は、同空港が最もコスト効果が高い運営を行い、さらにコンコースGの建設とコンコースTに新たな5つの国内線向けゲートの建設について市議会に諮るとしています。同空港では新たな国内線ターミナル、貨物機向けコンコースの展開、駐車場のリニューアル、世界クラスのホテルや複合施設の開発などが予定されています。
デルタ航空は60億ドルの予算のマスタープランを発表しており、運航・運用と顧客体験の向上をめざし、投資を行なう計画です。この計画は、新たなコンコースに加え、6本目の滑走路の建設、 2018年には4億ドルでコンコースのリニューアルなどが含まれています。
デルタ航空はアトランタ発着で117ゲートを使用し、213都市に就航し、ピーク時には1日1,000便が出発しています。また、ジョージア州で30,000人以上のスタッフを雇用しています。