航空自衛隊百里基地所属のF-15J戦闘機が2011年12月9日、部品を落とす事故を起こしました。落下した部品は見つかっておらず、被害も報告されていません。12月8日にも模擬ミサイルの一部が落下したと伝えられており、2日連続での事故。
12月9日の事故は午後0時40分ごろ百里基地を離陸。太平洋上での戦闘訓練後、午後1時半ごろに基地に戻りました。基地で機体をチェックした際、垂直尾翼先端の部品が折れてなくなっていることが分かりました。部品は直径5センチ、長さ約25センチの筒状のアルミ製で、重さは約2キロでした。
F-15J戦闘機をめぐっては10月7日、小松基地付近で燃料タンク落下事故が発生し、12月にその原因を特定、発表したばかり。また、百里基地では小松基地で飛行訓練が停止されていることを受け、11月21日からパイロットが技量維持のため小松から百里に移動して訓練を実施しています。