スクートとタイガーエア、持株会社下でシナジーめざす SIAのLCC事業

スクートとタイガーエア、持株会社下でシナジーめざす SIAのLCC事業

ニュース画像 1枚目:スクートが導入した787-9
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スクートが導入した787-9

シンガポール航空は2016年5月18日(水)、子会社で格安航空事業を行なうスクートとタイガーエアを管理する持株会社、バジェット・アビエーション・ホールディングスを設立したと発表しました。タイガーエアはシンガポール証券取引所で2016年3月4日付けで上場廃止し、シンガポール航空(SIA)グループ傘下となっています。

新たな持株会社は、SIAのゴー・チュンフォンCEOが会長、タイガーエアのリー・リクシンCEOがCEOを務め、スクート、タイガーエア、シンガポール航空の管理職で業務を担います。この持株会社は、販売、マーケティング、IT、運航や戦略策定など重要な機能を統合、共有します。これにより、SIAグループのLCC事業は、中・長距離路線を運航するスクートと短・中距離を運航するタイガーエアが相互に運営、運航面でのシナジーをはかります。

この変更に伴い、スクートのキャンベル・ウィルソンCEOは退任し、シンガポール航空に戻ります。SIAのゴー・チュンフォンCEOは、スクートのウィルソンCEOに対し、スクートの設立と企業文化の確立、ブランド、路線展開、機材構成を短期間で確立し、収益化したことを讃え、再びシンガポール航空で働くことを楽しみにしているとコメントしています。

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