ヨーロッパの格安航空会社(LCC)、ライアンエアは2016年6月1日(水)、「オスロ・リュッゲ」拠点を閉鎖すると発表しました。オスロ中心部からリュッゲ・モス空港まで約1時間の場所にある拠点で、閉鎖はノルウェー政府が新たな課税を確定したことを受けた対応としています。
これを受け、ライアンエアは2016年10月29日(土)付けで、オスロ・リュッゲ拠点を閉鎖、16路線を運休します。これにより、旅客数は900,000人の減少となり、ノルウェーの約50%ゲンになるとしています。閉鎖に伴い、リュッゲ・モス空港を拠点とする4機を他の拠点に移設します。
オスロ国際空港発着では10月30日(日)から、ロンドン・スタンステッド線を1日3往復便、ビリニュス線をデイリー運航で2路線を移管します。また、オスロ・リュッゲ発着の8路線を「オスロ・サンネフヨル」発着に切り替えます。「オスロ・サンネフヨル」はオスロ中心部と車で1時間30分超の距離にあるサンネフヨル・トルプ空港です。
ノルウェー政府は航空旅客税として80ノルウェイクローネ、約1,052円を徴収します。これに伴う、ライアンエアの変更は以下の通りです。
なお、リュッゲ・モス空港は新たな課税を受けた影響を懸念し、11月までは現在と同じ運航体制が続くと発表していました。同空港の大半の便はライアンエアで、ノルウェー・エアシャトルも運航しています。
■運休する16路線
オスロ・リュッゲ発着:ベジエ(フランス)、ブリュッセル・シャルルロワ(ベルギー)、ハニア(ギリシャ)、ダブリン(アイルランド)、エディンバラ(イギリス)、マラガ(スペイン)、パルマ・デ・マリョルカ(スペイン)、ポズナン(ポーランド)、プーラ(クロアチア)、リガ(ラトビア)、ジェシュフ(ポーランド)、テッサロニキ(ギリシャ)、シュチェチン(ポーランド)、タリン(エストニア)、ブロツラフ(ポーランド)、ザダル(クロアチア)
■オスロ国際空港発着に移管
・ロンドン・スタンステッド線:1日3便、10月30日
・ビリニュス(リトアニア)線:1日1便、10月30日
■サンネフヨル・トルプ空港発着に移管
アリカンテ(スペイン)線:週2便、11月1日
グダニスク(ポーランド)線:週5便、10月30日
ラス・パルマス(スペイン)線:週2便、11月3日
クラクフ(ポーランド)線:1日1便、10月30日
マンチェスター(イギリス)線:週4便、10月30日
ミラノ・ベルガモ(イタリア)線:週2便、10月30日
テネリフェ(スペイン)線:週2便、10月30日
ワルシャワ・モドリン(ポーランド):週5便、10月31日