里帰り零戦AI-112、解体しアメリカで整備 次回は日本人パイロットで

里帰り零戦AI-112、解体しアメリカで整備 次回は日本人パイロットで

ニュース画像 1枚目:アメリカに戻される零戦22型「AI-112」
© FlyTeam
アメリカに戻される零戦22型「AI-112」

零戦里帰りプロジェクトを進めるゼロ・エンタープライズ・ジャパンは、2016年6月20日(月)、Facebookページで機体を解体しコンテナに搭載する様子を紹介しています。零式艦上戦闘機22型「三菱3858号」で、1970年代にニューギニアで発見され、1990年代にアメリカとロシアでレストアされ、現在はアメリカ製のエンジンを搭載、来日中に飛行した「AI-112(機体記号:N553TT)」です。

この零戦は、コンテナに搭載され2014年9月に来日、同年10月31日に通関、11月5日未明に入国しました。終戦70周年となる2015年に国内での飛行を目指していましたが、初飛行は整備を行っていた海上自衛隊鹿屋基地で2016年1月下旬に鹿屋基地で行い、4月には熊本での飛行などを行いました。

零戦里帰りプロジェクトでは、「レッドブル・エアレース」への参加を目指していましたがこれを断念、岡南飛行場で日本への輸送時と同様に機体を解体し、アメリカへ輸送し、メンテナンスを行う計画です。次回の目標としては、日本人パイロットの養成を経て、日本国内での飛行を日本人パイロットで行いたいとしています。

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