運輸安全委員会、2015年の韮崎滑空場グライダー損傷事故で報告書

運輸安全委員会、2015年の韮崎滑空場グライダー損傷事故で報告書

国土交通省 運輸安全委員会は2016年6月30日(土)、山梨県韮崎市の韮崎滑空場で2015年4月26日(日)に発生したグライダーの機体損傷事故について、調査報告書を公表しました。

この事故は、韮崎滑空場の滑走路で場外着陸を模擬した着陸訓練を実施していた韮崎市航空協会所有のシャイベSF-34B、機体番号(レジ)「JA2446」が滑空場の滑走路14に着陸した際、機体を損傷させたものです。

胴体に大きな歪みや塗膜剝離が生じ、主翼の翼端の折損、尾輪の胴体内埋没など、損壊の程度は中破でした。機体には2名が搭乗していましたが死傷者はありませんでした。

報告書では、訓練継続に必要な高度以下にも関わらず訓練を継続したことにより滑走路に正対する安定した着陸姿勢を取れず、左主翼端を同滑走路手前の地面に接触させ、その後ハードランディングとなったことが事故要因として推定されるとしています。

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