国土交通省港湾局と九州地方整備局は2016年8月8日(月)、「世界津波の日」の前日にあたる11月4日(金)に南米・チリ共和国の国家緊急対策室(ONEMI)などと合同で津波避難訓練を実施すると発表しました。
訓練は、2015年12月に開催された国連総会本会議で11月5日を「世界津波の日」として制定することが採択され、この「世界津波の日」の理念に基づいて、津波災害への備えと迅速な対応を可能とするために実施されるものです。
11月4日(金)の訓練では、南海トラフ地震発生に伴い宮崎県日向市の細島港へ津波が襲来する想定で実施されます。津波は太平洋を伝播してチリにも到達する想定で、チリ中部のバルパライソ市でも津波避難訓練が実施されます。
日本側の訓練では、避難訓練、初動対応訓練、救難訓練、船舶の航路啓開活動訓練、緊急物資輸送訓練などが実施されます。なお、初動対応訓練では、防災ヘリによる情報収集活動なども予定されています。
開催概要の詳細など、詳しくは国土交通省のウェブサイトを参照ください。