日通、トルコ向け航空混載輸送でアジア側の空港を利用したサービスを開始

日通、トルコ向け航空混載輸送でアジア側の空港を利用したサービスを開始

日本通運は2016年9月27日(火)、同社が展開している日本発トルコ・イスタンブール向けの航空混載サービスで、アタチュルク国際空港を使用せず、直接アジアサイドに輸送が可能な「ANADOLU EXPRESS(アナドル・エクスプレス)」をサービスラインアップに追加したと発表しました。

このサービスは、ボスポラス海峡によって隔てられているトルコのヨーロッパ部分とアジア部分のうち、多くの製造業はアジア側に位置しているものの、ボスポラス海峡周辺を中心に交通渋滞が慢性的に発生していることからヨーロッパ部分に位置するアタチュルク空港到着以降の配達の定時制が保てない問題を解決するため、新設されたものです。

これまでのイスタンブール向けの航空混載サービスではアタチュルク空港を利用していましたが、「アナドル・エクスプレス」ではアジア側に位置するサビハギョクチェン国際空港を利用し、工業地区への配達時間を1日分短縮することが可能になります。また、空港到着以降の距離が短縮されることから、配達費用を約20パーセント程度削減することが可能になりました。

このほか日本通運では、2016年6月にアタチュルク国際空港で発生した爆破テロのような緊急事態の際、BCP(事業継続計画)の代替プランとしても利用できるとしています。

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