国交省の2017年度予算、羽田空港で飛行経路の見直しに伴う整備 進める

国交省の2017年度予算、羽田空港で飛行経路の見直しに伴う整備 進める

ニュース画像 1枚目:羽田空港 2017年度主要整備事項
© 国土交通省
羽田空港 2017年度主要整備事項

国土交通省の2017(平成29)年度予算で、航空局は首都圏空港の機能強化として羽田空港に609億円を配分、2020年までに空港処理能力を約3.9万回拡大する取組みを進めます。

2017年度予算は、東京都心を通過する飛行経路の見直しを実施するにあたり、必要な航空保安施設、誘導路等の施設整備、CIQ施設整備、環境対策事業に係る調査を実施します。

こうした整備とあわせ、旧整備場周辺の駐機場を整備するほか、国際線・国内線地区を結ぶA滑走路下をくぐり抜ける際内トンネルの整備、空港アクセス道路の改良、川崎市・羽田空港を結ぶ連絡道路の整備、A滑走路等の耐震対策、基本施設や航空保安施設などの老朽化に伴う更新、改良を実施します。

このほか、国内線第2ターミナルビルの南側に新たに国際線対応施設を整備、国内線東貨物地区に国内線対応施設を整備する拡充、現在の国際線ターミナルビルで搭乗橋(PBB)や旅客増に伴う必要な施設を整備、拡充を進め、2020年3月末供用を予定しています。

なお、羽田空港の機能強化に伴い、学校や病院などの防音工事を行う調査を実施します。あわせて、低騒音機の導入促進のため、騒音値を考慮した料金体系の導入します。羽田空港の国際線は、最大離陸重量に2,600円を乗じ、騒音値に応じた料金を加えるものとします。

羽田空港の機能強化では、関係自治体からの要望や住民意見を踏まえ、環境影響に配慮した方策を自治体に提示したており、引き続き定期的に1都2県のおよそ20カ所で、オープンハウス型の住民説明会を開催し、理解を得ていきます。

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