アブダビ国際空港は2017年1月25日(水)、2016年の旅客数が2,400万人超を記録したと発表しました。出発、到着、または通過客を合わせた利用者数は計24,482,119人で、2015年の23,286,632人から、5.1%増加となりました。同空港を運営するアブダビ・エアポーツは、グローバルハブとして拡大していることを示しているとコメントしています。
2016年の旅客増加は、イギリスの出発、目的地とする旅客が11.4%増と大幅に増加しました。目的地別では、インドが400万人超を記録し、同空港の占有率は18.1%、対前年比で13.3%増で、最も多い地域を維持しました。この成長に大きく貢献しているのは、エティハド航空で、アブダビ国際空港の76%、旅客数では1,860万人超となっています。
この旅客数の増加にあわせ、スマート・トラベル・システムを導入し、バイオメトリック認証機能、顔認識技術を備えた無人パスポートコントロールゲートを設けたほか、自動チェックイン、荷物のドロップ施設などを拡充しています。これにより、処理時間を70%短縮するなどで、利用者の満足度を高めると同時に、多くの旅客数に対応する処理能力を高めています。
なお、発着回数は、2015年の172,819回に比べ、0.4%減となる172,069回でした。