タイ・エアアジアは2017年4月21日(金)、タイ国民間航空庁(CAAT)から国際民間航空機関(ICAO)基準の運航許可証明書(AOC)の再認可を取得したと発表しました。ICAOは2015年、タイの航空会社の監督官庁であるCAATなどに安全運航に関わる審査体制について「重大な懸念」があるとの監査結果を発表し、これを受けて日本をはじめ、韓国、中国などタイを本拠地とする航空会社による新たな路線の開設禁止、既存路線の増便を禁止するといった対応が行われていました。
タイ・エアアジアは、数カ月に渡りCAATと緊密に連携しながら、AOCの再取得に向けて取り組んできたとし、国際的な安全基準の遵守をはじめ、同社の全てのシステムが認可されたものとしています。この再取得は同社が信頼性を取り戻すだけでなく、タイの航空業界全体のイメージ向上にもつながるとしており、引き続きCAATなどと共に協力して課題に取り組むとしています。