ボーイングは2017年5月16日(火)、737 MAXを初めて納入、マレーシアを拠点とするマリンド・エアが受領しました。ボーイングフィールドに設けられているシアトル・デリバリー・センターで引き渡し式典が開催され、フェリー後に同社が初めて737 MAXを定期便で運航します。
ボーイングは、737 MAXは単通路機の市場の様相を変える機種になるとし、クラス最高の性能を発揮し、航空会社には優れたパフォーマンスと経済性を提供すると発表しました。マリンド・エアのチャンドラン・ラマ・ムティーCEOは、世界初のボーイング737 MAXの導入を歓迎すると同時に、同社の成長に737NGがマッチしており、今後は737 MAXが保有機材の主力になると語り、新機種で新たな目的地への就航、廉価な運賃を提供する考えを示しています。
737 MAXはCFMインターナショナル製のLEAPエンジンを搭載しており、5月10日(水)にはエンジントラブルのため、ボーイングは飛行停止にしましたが、当初から原因は軽微とされ、すぐにこの制限を解除し、飛行を再開しています。
737 MAXファミリーは、これまでの737ファミリーをベースとして発展、開発された機種で、その柔軟性、信頼性を引き継ぎ、一段と高い効率性を提供するよう設計されています。737NGで導入されたボーイング・スカイ・インテリアの改良や頭上の収納にはピボットオーバーヘッドなどが採用されています。ボーイングは737 MAXでこれまでに87社から、3,700機超を受注しています。