日本政府観光局(JNTO)は2017年5月19日(金)、2017年4月の訪日外客数の推計値が前年同月比23.9%増の257万9,000人で、単月で初めて250万人を突破したと発表しました。これまでの過去最高だった2016年7月の229万6,000人を上回り、2016年4月からは49万人以上の増加となります。
特に、日韓路線の増便や機材大型化、チャーター便運航による座席供給量の増加が訪日者数を押し上げたほか、イースター休暇が4月だったこと、清明節やタイ正月であるソンクラン、学校休暇など、各マーケットの休暇や祝日が重なったことが増加の理由だとしています。
韓国とのチャーター便ではエアソウルが4月2日(日)から熊本/ソウル・仁川線を運航、同路線にはティーウェイ航空、ジンエアーもチャーター便を運航してます。韓国とのチャーター便により、特に前年の熊本地震の影響を受けた訪日敬遠の反動で韓国からの旅行者が50%を超える増加となっています。
なお、市場別では、台湾、香港、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、米国、カナダ、英国、フランス、ドイツ、ロシアが単月として過去最高を記録し、韓国、中国、シンガポール、マレーシア、豪州、イタリア、スペインが4月として過去最高を記録しています。詳しくは、JNTOのウェブサイトを参照ください。