アメリカ空軍(USAF)のアクロバット飛行部隊、サンダーバーズは2017年6月23日(金)、アメリカ・オハイオ州デートンのジェームズ・M・コックス・デートン国際空港で訓練実施後、着陸時に機体が横転、ひっくり返る事故が発生しました。同空港では6月24日(土)と6月25日(日)の2日間、「デートン・エアショー 2017(Dayton Air Show 2017)」の開催に伴い、サンダーバーズが飛来、事故当日は訓練を行っていましたが、サンダーバーズはエアショーでの展示飛行を取りやめています。
事故発生時、2名が乗務していましたが、いずれも病院に搬送され、治療を受けています。操縦は2017年シーズンからサンダーバーズに加わったErik Gonsalves大尉が操縦していました。アメリカ空軍は、通常の規定通り事故調査を開始しています。サンダーバーズは2016年6月にもピーターソン空軍基地(コロラドスプリングス空港)で墜落事故が発生しています。
なお、「デートン・エアショー」はサンダーバーズを除き予定通り開催され、アメリカ空軍のF-35ライトニングII、アメリカ海軍F/A-18スーパーホーネットをはじめ、民間のアクロバットチームなどが参加し、開催されています。