エアバスは2017年7月25日(火)、チャイナエアラインにA350-900を引き渡しました。これは製造番号「121」で、機体記号(レジ)「B-18908」として登録されている機体で、エアバスが引き渡したA350-900の100機目となります。この機体はCI1710便としてフェリーされ、台湾の桃園空港に到着しています。
エアバスはA350初号機を2014年12月18日(木)にカタール航空に引き渡し、これまでに14社に納入しています。ローンチカスタマーのカタール航空をはじめ、100機目となるチャイナエアラインに加え、キャセイパシフィック航空、エチオピア航空、フィンエアー、LATAMエアラインズ・ブラジル、シンガポール航空、タイ国際航空、ベトナム航空、エア・カライベス、ルフトハンザドイツ航空、アシアナ航空、デルタ航空が受領しています。エアバスによると、A350は99%の運航信頼性で飛行しています。
A350XWBは最新の空力設計を採用し、炭素繊維複合材製の胴体と主翼を備え、効率性の高いロールス・ロイス製エンジンを搭載しています。これにより燃費と排気を25%削減し、整備コストを大幅に抑えており、乗客と乗務員には快適な客室空間を提供しています。
エアバスはA350XWBファミリーでA350-1000の開発を進めており、2017年第4四半期に型式証明取得と初号機の引き渡しが予定されています。