シンガポール航空とCAE、シンガポールに訓練センターを共同で設立

シンガポール航空とCAE、シンガポールに訓練センターを共同で設立

ニュース画像 1枚目:訓練センター、イメージ
© CAE
訓練センター、イメージ

シンガポール航空と民間・軍用機のモデリングとシミュレータ、訓練ビジネスを手がけるCAEは2017年8月10日(木)、シンガポールに共同でパイロット訓練センターを設立することで合意し、覚書を締結しました。ジョイントベンチャーによる飛行訓練センターは、ボーイング製の機材に対応するシミュレーターの提供を主な目的として、シンガポール航空グループやその他の航空会社のパイロット訓練に対応します。

このジョイントベンチャーは両社50%ずつ出資し、チャンギ空港近くに位置するシンガポール航空の訓練センター(STC)で活動を開始します。シンガポール航空は、手始めにボーイング製航空機に対応するフルフライト・シミュレーター4基をジョイントベンチャーに移管し、その後は順次、CAEの訓練装置を追加します。この訓練施設は、737 MAX、747、777、787に対応した広範囲なイニシャル・タイプレーティング訓練、リカレント訓練を提供します。

シンガポール航空は、CAEと設立するジョイントベンチャーで、航空業界を牽引するハブとしてシンガポールがさらに向上する提携になるとみています。さらに、シンガポール航空グループが成長を進め、保有機数の拡大に伴う同社グループの訓練需要に応え、東南アジア地域の他の航空会社の訓練にも対応でき、アジア太平洋地域で有数のボーイング製航空機の訓練施設になるとコメントしています。

なお、ジョイントベンチャー設立は、最終的な契約条項の締結、関係当局の認可を前提とし、業務開始時期は2017年内の予定です。

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