スイスインターナショナルエアラインズ(SWISS)は2017年8月15日(火)、同社のAvro 146-RJ100を完全退役しました。ラストフライトはジュネーブ発チューリッヒ着のLX7545便で、機体記号(レジ)「HB-IYZ」での運航でした。チューリッヒ到着時には、その長年の功績を讃えるウォーターキャノンで出迎えを受け、到着を待っていた従業員や航空ファンから拍手で迎えられました。
LX7545便は、機長席にミカエル・ヴァイサー機長、副操縦席にピーター・フーバー機長がコクピットに乗務し、本拠地への最後の着陸を果たした後、「スイスで同型機の歴史を飾る1ページは、感動的な体験だった」とコメントを残しています。
SWISSでアヴロはRJ100とRJ85の2機種が運航され、2002年から同社のヨーロッパ域内の運航を支えてきました。この期間、SWISSでおよそ70万飛行時間の運航を積み重ねています。なお、同社によるとRJ100は今後、他社の定期便で運航される予定です。
SWISSはアヴロの退役に伴い、ボンバルディアCシリーズの導入を進めており、2018年末までに20機を揃える計画で、短距離、中距離路線に投入します。このほか、長距離路線の機材はA340を777-300ERに更新しており、保有機の機齢は2018年末までに若返りをはかります。