航空局、小型機用の簡易飛行記録装置で実証実験 安全対策に取り組み

航空局、小型機用の簡易飛行記録装置で実証実験 安全対策に取り組み

航空局は、2018年度に取り組む事業として、小型航空機の総合的な安全対策として1億3,500万円を要求しています。小型機の事故が目立ち、特に死亡者数が増加している傾向に対応し、「操縦技量・知識の向上」、「事故等の未然・再発防止」、「安全意識の徹底」を喫緊の課題にあげ、小型機の総合的な安全対策に取り組みます。

小型航空機等に係る安全推進委員会の意見を踏まえ、(1)リスクを踏まえた安全対策の検討、(2)先進的な技術の活用、(3)国と操縦士の連携のプラットフォームの主に3つを重点項目としています。このうち、先進的な技術では小型機用の簡易な飛行記録装置を搭載した実証実験を行い、その効果と課題を検証する予定です。フライトレコーダーは大型機に搭載されているものの、小型機には搭載されていないことから、事故原因の解明に困難な場合もあり、改善策を講じる際にも搭載により事例を活かすことが期待されています。

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